本日は冬の寒い季節に大活躍するブーツのトップリフト交換をご紹介致します。
ブーツに使用されているトップリフトはしっかりした物が最初付いております。
ですが冬の間はブーツを履かれる頻度が多いためトップリフトが磨り減って薄くなってきます。
磨り減ってきたトップリフトをそのままにしておきますとちよっと困った事に。
歩いていて滑りやすくなり、靴底がねじれてきて歩きにくくなる原因になります。
でもご安心ください。
綺麗に修理できますので修理前と修理後を比較してみましょう。
ブーツトップリフト交換前
下の写真のように暫くブーツを履いているとトップリフトが斜めに磨り減ってきます。
そのまま履き続けますとヒールに巻いてある革が地面と擦れて剥がれてきてダメージが広がってしまいます。
ヒールの一番下に付いているトップリフトは磨り減ってきましたら交換出来るように作られております。
新しく取り付けるトップリフトは同じようなデザインの材料を使用します。
ブーツトップリフト交換後
しっかりした滑り止め加工がされたトップリフトに交換しました。
トップリフトを交換する事でヒールの底がフラットに整いますので新しい時の歩きやすい状態が蘇ります。
ヒールの周りに巻いてある革の色が抜けてきていましたので革専用のインクで再度着色します。
インクで着色した後はドイツ製のワックスを丁寧に擦り込んで着色した色がすぐに褪せてこないようにします。
ブーツのソール部分も点検してみましょう
今回はトップリフトの修理でしたが、ブーツを履く季節は11月頃から3月頃までの長い期間。
他の季節に履く靴よりもソールの部分も消耗しやすいので注意が必要です。
ソールが消耗してくると歩いていて滑りやすくなったり、地面からの衝撃が直に足に伝わるようになります。
足裏のトラブルを引き起こす原因にもなりますので注意が必要ですね。
靴磨きの時にソールの状態をチェックしておくと丁度良いタイミングで修理が出来ますよ。
1月はブーツを履き始めてから3ヶ月くらいになりますので一度靴底の状態をチェックしてみては如何でしょうか。
靴の靴底は定期的にメンテナンスする事で快適な状態をキープする事ができます。
靴に関する質問だけでも大丈夫ですのでお近くにお立ち寄りの時はお気軽にご相談下さい。
今回ご利用頂きましたお客様誠に有難うございます。