本日は紳士靴のかかと内側の革が破れた時の修理方法をご紹介致します。
紳士靴はメンテナンスがしっかりしていますと何年も履き続ける事が出来ます。
ローテーションを組んで靴を休ませながら履いていますと3年から5年は軽く履き続ける事が出来ます。
長い年月履いていますと靴の内側の革が破れてくる事があります。
特にかかとをホールドする部分の革が破れてしまう事が多いですね。
革が破れて中に入っていた芯材が見えています。
かかとの革の破れをそのままにして履き続けますと芯材までダメージが広がり、靴の型を崩してしまう原因になります。
一度型が崩れてしまいますと元に戻すのが大変ですし、履き心地も悪くなります。
革が破れてきた場合は上から新しい革でカバーする事で綺麗に修理する事が可能です。
それではどのように修理していくのか見て見ましょう。
かかと内側革破れ(すべり革)修理の流れ
新しい革の取り付け
かかと内側修理の為に加工された専用の革を靴に取り付けます。
革はミシンで縫ってしっかり固定
革を取り付ける方法はミシンで縫って剥がれにくいようにします。
かかとの内側のカーブに沿って取り付け
ミシンで縫った糸が内側に隠れるように革を折り込みかかと内側のカーブに沿って接着で固定します。
破れていた部分が綺麗に直りました。
修理に使用した革はヌバックですので歩行時にかかとにグリップして靴が脱げそうになるのを防ぎます。
ミシンで革を縫ってありますので剥がれてくることもなく安心してお履き頂けます。
今回は黒色の革で仕上げましたが、他にキャメル、グレー、ベージュ、ダークブラウンの色を取り揃えておりますので靴の内側の色に合わせて自然に修理する事が出来ます。
修理期間はおよそ1日ほどで仕上げる事が出来ます。
忘年会や新年会で靴を脱ぐ機会もこれから増えます。
かかとの内側も革破れでお困りでしたら是非当店にお任せ下さい。
お客様のご来店お待ちしております。
今回ご利用頂きましたお客様誠に有難う御座います。